共犯者たちの作品情報・感想・評価・動画配信

共犯者たち2017年製作の映画)

공범자들/Criminal Conspiracy

上映日:2018年12月01日

製作国:

上映時間:105分

4.0

あらすじ

「共犯者たち」に投稿された感想・評価

李明博、朴槿恵政権時の政権のメディア介入を追った韓国ドキュメンタリー。

自白を鑑賞して、あのニュース打破のおちゃんの凄いバイタリティはどこから来るのか?と思っていたけど、この作品を観ればその原動力が分かる。

セウォル号の件にも触れており「人命に左も右もない」という言葉が印象的。
あれだけ遺影が並んでいるのは初めて見る光景だったので、胸に迫るものがあり命の重みが心臓に乗っかったように苦しかった。
渦中の人達は、あの光景を見て何も感じないのだろうか・・・。

自白もそうだけど、このドキュメンタリーは、一瞬見せる人の表情を捉えている所が好き。
打破のおっちゃんの取材はこれからも見たい。

このレビューはネタバレを含みます

恥を知れと言いたくなる輩ばかりだ
「記者に質問させなかったら国が滅びる」は刺さるなぁ
労組ムービーと言ったら雑か。ニュース打破日本語字幕付きで見たい。
asquita

asquitaの感想・評価

4.0
韓国が青瓦台に牛耳られ、メディア腐敗に進む過程を捉えたドキュメンタリー。なるほど。心ある記者やプロデューサーが公共放送から大量解雇されたから、ニュース打破ができたのか。

セウォル号の報道規制の話は中でも特にひどかった。生意気な俳優が実は大統領側近の関係者の息子なんてのは、スキャンダルとしてはまあかわいいものだ。MBCのキム ジェチョル社長解雇を叫んだ記者の話、そして、それに呼応した記者たちの姿は涙が出た。

まるで韓流ドラマの世界だが、どうやら現実らしい。記者に質問させないと、国が滅びる…ほんとだと思う。日本も安倍さんあたりからそうなっているよね、森本学園の話とか。明日の日本をみているようで心が苦しい。

エンドロールの、報道に携わる人々の戦いはしかと見るべし。不当解雇されたジャーナリストは300名に上るとか。
Uzurakoh

Uzurakohの感想・評価

3.0
声を挙げること=孤立じゃなくて、仲間を生む社会や文化は羨ましい。ジャーナリズムを内側から変えたいと動いた人達が団結して、不正を曝け出した力が、海を超えて欲しい。
Masako

Masakoの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

国営放送はKBS。だがMBCも半官半民で、7割の株式を国と仲良しの財団法人に握られている。地上波三社のうち二社は“上”の表情を伺って、政権批判につながる都合の悪いことは報道しない。セウォル号事件では、海軍警察の対応を批判した報道部に政府は電話を入れて報道規制。
驚くのはこの監督のチェスンホさんがこの映画公開の数ヶ月後にMBCの社長に就任したということ。激動すぎる。。
chi

chiの感想・評価

4.0
記者にインタビューさせない国は滅びる。
暗黒の時代に沈黙しなかった、それだけでも意味がある。

政治がメディアに介入した李明博政権・朴槿恵政権時代に共犯者になった人々と権力に抗い続けた人々を追ったドキュメンタリー。殆ど知らなかった隣国の事実で非常に興味深く面白い。あまり覚えていないが、確かにMBCやKBSのストは記憶にある。
韓国は自国の政治の負の歴史をしっかり映画にして残す点はすごいと思う。日本では政治的な映画はなかなか作られない。フィクションとして出した新聞記者やドキュメンタリーi新聞記者、最近でいえばパンケーキ〜が話題だが。

本作は韓国の話だが、日本だって全然他人事じゃない。
記者にインタビューさせない国は滅びるという発言があったが、それなんてまさにドキュメンタリーi新聞記者の官房長官の質問妨害を彷彿とさせるし。

それと、韓国は大衆がデモをしっかりやるところもすごい。日本は本当に政治に無関心だから。デモもストもやらないね〜国民が沈黙する国こそ滅びると思う。

セウォル号事件が当初は全員救出と報じられていたというのもびっくり。腐った政治は人命をも軽視するのか。そんなこと思いながら現在コロナ禍の日本に想いを馳せる……
mende

mendeの感想・評価

3.9
保守系のイ・ミョンバクが政権を取ってからKBSやMBCの人事に介入が始まった。
理事会に圧力をかけて息のかかった人物(中にはイ・ミョンバクの元選対委員すらいる)を送りこんでくる。

NHKにも経営委員や会長に安倍前首相の「お友達」が送り込まれていたのを連想する。慰安婦の件でNHK番組改変問題なんかもあったし、NHKのキャスターの首が飛んだこともあった。
しかし韓国はより苛烈で、理事会の会議当日に抗議をする労組に対抗するためか、私服制服両方の大勢の警官を介入させている。
そして多数のプロデューサーや記者が解職され、なかには逮捕されるプロデューサーも。

韓国の右派政権は、軍事独裁政権のときに近い方法でマスコミを操作できると思っているのだろうか。公営放送の人事に介入するくらい独裁時代に比べればたいしたことないとでもいうような。

このドキュメンタリーの監督をつとめたチェ・スンホは、MBCを辞めさせられ、独立系メディアを立ち上げてこの作品を作ったそう。
イ・ミョンバクとパク・クネが政権下での放送局への圧力、それと闘った記者たちを描いている。
「共犯者たち」とは、マスコミを操作しようとする主犯(政権)に対してそれに協力したり、擦り寄ったりするマスコミを指している。

「共犯者たち」はしつこく質問するチェ・スンホをのらりくらりとかわしたり、逆ギレしたり、ひたすら黙ったり。誰も正面から反論する人はいない。

解職された1人が闘いの意味を問われて「少なくとも暗黒の時代に沈黙しなかった」と答えていた。共犯者にならなかった側の人たちだ。

これを見ると韓国のマスコミは大変だと思ってしまうが、2021年の報道の自由度ランキングでは、韓国は42位だが日本は67位。国が壊れたのは日本なのかもしれない。
tipsy806

tipsy806の感想・評価

3.7
政府による人事介入を受け入れるTV局上層部と、それに抗議する人たちを描くドキュメンタリー。報道の自由のために闘ったジャーナリストたち。
批判的な人達は次々に解雇されてしまう。
「記者に質問させなかったら国が滅びますよ」というセリフがあるが、それを口にしたのはこの映画の監督。いやはや、今となっては韓国の大手メディアは信用できない。
QM

QMの感想・評価

4.8
一時期J-WAVEの番組「Jam The World」内のコーナー等 (色々あって番組ごとリニューアル済。この映画のレビューをする頃にはこんな風に打ち切りになっているとは。本当に皮肉。) を筆頭によく話題に登っていてリストに入れていたが、最近またタイトルを聞く機会があり満を辞して鑑賞。

・まずMBCという放送局の名前を聞いてすぐにあれ?と思った。過日の五輪で酷い偏向報道 (以下な気もするが) から謝罪までの一連が話題になったあの局だと。そして社長はこの監督…?なるほど現在の在り方に至るまでの経緯を映画を鑑賞して紐解いてく、というのもこの作品の面白い見方かもしれない。が、現実の闇は深そう。

・権力が間違いを認めない、謝ることを負けだと思ってるような姿勢はこのコロナ禍の政府対応で顕著だが、客船沈没の事件のようなことが日本でも起こりかねないのがとても怖い。権力側にいる人々が自分の立場を守るために事実を曲げ人命が蔑ろにされる。右とか左とかの問題じゃないものの線引きができなくなる。

・良くも悪くも色んなことが日本の10年先を行っている感じ。これを見て"うわー韓国大変だな"と思ってる人は本当にお幸せな人。

・社会が変わる、変えるということは10年20年の単位で物事を見て関わり続ける姿勢が前提。最近上記↑番組のスピンアウト的YouTube番組の有料会員になったが、視聴者の疑問や声を反映した番組作りをされていて「ちゃんとした議論」の場をみれてとても感心している。 今後もちゃんと報道をやってる人やメディアを支持するし、オンラインニュースも1clickが投票という気持ちでみていこうという気になる、一市民にとってもempowerされる作品。

・最後病気になった元記者の方が「闘いの意味」にこたえた言葉に制作側のメッセージが凝縮されてる気がするし、一貫した行動に基づいたプライドを感じる。ここだけでも日本のマスコミの人見たほうがいいと思う…
「私たちは暗黒の時代に沈黙しなかった」
「記録だけでも意味がある」

こないだ誰かが原爆投下当時を知る人が減っているという話の流れでこんなこと言ってたのを思い出した。"当時のリアルをしらない私たちの多くは公式情報から無意識的に前回の五輪は成功したイメージをもっているが、実は当時も色々あった。公式情報では今回の大会も"成功"として記録されるだろう。公文書が簡単に書き換えられたり捨てられたりする国だ。今回の大会のリアルな目撃者である私たちは何が行われたのか記録し記憶して後世に伝える立場になった"
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