にっきい

笠置ROCK!のにっきいのレビュー・感想・評価

笠置ROCK!(2017年製作の映画)
2.9
JK制服姿でボルダリングはあかん!(笑)

僕の地元京都のどこかに笠置町(かさぎちょう)と言うのがありまして(笑)
全然知らなかったんですが日本で2番目に人口の少ない町で(笑)、岩場が多くてボルダリングには良いロケーションらしいです!
そんな笠置町が今流行りのネットに町の紹介動画をあげるのではなく、映画作っちゃいました!(笑)
製作 京都府笠置町!って、画面にデカデカと(笑)

ロック(音楽)とロック(岩)を間違った都会の青年の話し。
もうね、ほぼ町の紹介(笑)
主役やライバルはプロの役者さんだし、ヒロインは本物のボルダリング選手の大場美和さん(リポビタンのCMに出てる女の子)なのに、スタッフがダメ過ぎて、魅力が伝わってこないよ!
低予算なのでボルダリングのシーンが少ないのは仕方ないとして、肝心のボルダリング大会のシーンで、接写が多くて凄いことにやってるように見えない。
と言うか、岩に登ってるのかへばり付いてるだけなのかすらわかんないよ!(笑)
しかも、大掛かりな機材を使った撮影が出来ないからか、やたらとハンディカム使ってて、普通に人物写してるだけなのに画面が終始ブレブレ。
それでも46分と短い作品なのでテンポ良かったのに、ラストに主人公が岩場で進退極まって動けなくなるシーン、長いよ…。
あのシーンで町中が一つになって彼を応援するんだけど、観てるこちらはダレてしまう…。
撮影やラストのシーンが良ければもっと面白い映画になってたのに、残念!
結局、町の魅力も、ボルダリングの魅力も、もっと言えば大場美和さんの魅力も、今一つ伝わってこない中途半端な印象だった…。

こんなふるさと紹介動画みたいな作品なのに、僕が観たシネコンでは、スクリーサイズ14.8m×8.0m、座席数302席のめちゃめちゃデカいシアターでやるって(笑)
観客少な過ぎて、ガラガラ過ぎる(笑)

「かさぎ」の由来
天智天皇の皇子の大海人皇子が鹿狩りの最中に岸壁から転落しそうになった時、岸壁に弥勒仏を彫るので助けて欲しいと山の神に祈願しました。
助かった皇子は祈願した場所を忘れないように笠を置いて帰りました。
翌日岸壁を訪れると白鷺が皇子を導きました。
以降、笠を置いた石を笠置石、山を鹿鷺山と呼ぶようになりました。
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