サンクスシアターにて鑑賞。
とにかくルー大柴が素晴らしい‼️もっと俳優活動を増やしてほしいと心から思いました。田辺・弁慶映画祭で主演男優賞を受賞したというのも納得です。
認知症サスペンスという意味では『ファーザー』の先を行っていたともいえる本作は、40分強という短い時間の中に、外国人研修生問題などの社会的なテーマも重層的に盛り込んでいて、ストーリー構成が本当に素晴らしいです。
撮影も、見たいものを意図的に見せないショットを多用することで、サスペンス感と緊張感が増し増し。
特に、ルー大柴演じるお兄さんが、何か重そうなものをひきずりながら車のトランクに押し込んでるシーンとか、肝心なところは見えへんけど、見せないことによって「ハッ」と気づかされたりして、とにかく知らない間にグイグイ引き込まれました。
ラストシーンも本当に上手い。これは脚本の勝利ですね。田辺・弁慶映画祭の受賞作品は毎年どれも素晴らしくて、もっとも信頼している地方映画祭です。映画ファンの人は要チェックですよ‼️
