Ash国立ホラー大学院卒論執筆

ジョン・ウィック:パラベラムのAsh国立ホラー大学院卒論執筆のレビュー・感想・評価

3.5
【世界で最も運の悪い男】

序盤のイコライザーもびっくりの環境利用闘法は最高でした。まさか馬をあのように使うとは思いもしない。

そしてチャイナマフィアとのナイフ戦は、もはやホラーレベル。前作でも言及したが、ジョン・ウィックシリーズは"主人公を弾が避ける問題"がないので痛々しさに関しては他のアクションとは別次元。

ただ難点は後半は割と普通だったというところ。前半での観客を飽きさせない変化は中々のものだったが、後半はいつものジョン・ウィック。

アクション映画が飽和状態になり、ワイスピ的に桁違いのマネーを投入するか、変わり目路線に挑戦するかの2択しかない今の時代。ジョン・ウィックに期待していたものが少し削がれてしまった印象は正直ある。

その挑戦が功を奏すか否かは次作で決まると思う。