このレビューはネタバレを含みます
マクレーンのグラセフ化が始まったシリーズ3作目。
1で作り出した完璧なダイハードらしさが、50%くらい残っているだけでもまあ楽しめる。「ラストデイ」で完全に0になり、シリーズとしてバッドエンドを迎えることを考えれば、立派な方だと思う。
ニューヨーク全体を舞台にしたことはかなり良い方向に作用していて、観光的楽しさがある。サミュエルLジャクソンの好演も光って、シリーズに新たな風が吹いている。
しかし、問題点もあり、最も大きいのはテロリスト側の規模感がわかりにくいところにある。もちろん、小学校のくだりなんかはそれが活きているが、次々湧き出てくるテロリストたちに辟易とするところはある。
また、これは2にも共通する(というか1が特別)なところだが、テロリストの負け顔がしっかりと見られないのは、やっぱり物足りない感じがしてしまう。
テロリストが出してくるトラップがなぞなぞだらけというのも魅力に欠けるような…