イタリア版『ウォールフラワー』みたいな、苦しくも、キラキラした素敵な青春映画だった。
どこまでが妄想かちょっと見失いかけたけど、なんで突然現実とは真逆の妄想が始まるのかもよくよく分かったし、
その現実と理想のギャップにもがく、はみ出し者3人の姿も、切なくも輝いてた。
主人公ロレンツォのキャラが本当に好き。
「僕は負けないよ」
そうやって微笑み、自分を貫く姿が本当にかっこよかった。
ファッションセンスも抜群で、可愛い!
私も、高校の時(に限らず今もやけどw)よく理想的な妄想して、しんどいこと乗り切ってたし、どこでも歌歌ってたからめっちゃその気持ち分かる!
でも、現実はそんなに容易くは無くて、集団生活を強いる学校というコミュニティの中ではすぐに弾かれてしまう。
それでも、2人、一緒にいて心から笑い合って信頼できる友達がいるだけで十分だよね。
学校のマジョリティに抵抗していける3人は最強だったな。
最後、ほんまに衝撃展開やったし、これも妄想??って疑ったけど、あれは現実で、本当に胸が苦しくて、切なかった。
でも、ブルーの後悔ともう一つの結末を綴った自分宛ての手紙が胸に染みたし、少し救われた気もする。
青春映画って各国共通で苦しくてキラキラしていて最高の時間を切り取ってるからほんまにどれも好き。