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ターミネーター ニュー・フェイトのpriskyのレビュー・感想・評価

3.8
やっぱりジェームズ・キャメロンがやらなきゃターミネーターじゃない、そう思った。ハイウェイ、空中、上空、水中、、、車、ヘリコプター、ジェット機、、、さまざまなシチュエーションで繰り広げられる怒涛のアクションシーンは圧巻だった。

しかしながら、釈然としない点が2つほど。

T-800が、ジョンを殺したあと、ある親子との出会いを通して、人間の感情を理解しはじめ、生活をともにする、、、って納得いかん。特定の少年を瞬殺するようにプログラムされたターミネーターが、人間の心に寄り添えるようになるには、それ相応のインパクトある出来事がないと納得できないぞ。それを、さらっと本人の説明だけで終わらせるとは、、、。しかも、なんでサラにターミネーター来襲情報を送信してんの、、、自分で駆逐しに行こうよ。

動力源が最後の武器ってやつ。安易に自己犠牲でストーリーを感動的に終わらせようとしている感じがして、受け入れがたい。てか、新型ターミネーターが過去に送り込まれていることを知りながら、そして動力源で仕留められると知りながら、ソレを予備として持ってきてないなんて、無計画すぎやしないか。本気でダニーを守りに来てるとは思えない。

とはいえ、とはいえ、、、名作の続編としては十分に楽しめた。サラ・コナー登場シーン、さいこう。そしてグレースの格闘シーン、そのスピードとパワーに惚れ惚れした。

あと、TOHOの4Dで観たのだけど、普通のやつでいいかもと思った。座席が動くたび、風が水が噴射されるたび、あぁ、わたしは映画館にいるのだと意識がスクリーンから引き戻されるから。
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