このレビューはネタバレを含みます
ニューフェイトではなくまさにダークフェイトそのものである。変な邦題つけんなよマジで。
開始10分の遡りシーンでは正直感極まる部分は認める。若かりしサラコナーの色褪せない蘇り、まさかのジョンコナー(エドワードファーロング)の蘇り、旧式のターミネーターの皮膚、髭、筋肉の質感見た瞬間にこれマジで俺にとっての全ての映画No.1のT2を越えるTシリーズの始まりかと思ったがあまりにもダークフェイト過ぎる。サラコナーにとって。
未来から過去へ数台送られたターミネーターが目的を達成してからの生い立ちについての設定は正直感心した。「あぁなるほど」と。
主たる設定は脆いものの本作では脇役となっている過去の主役たちが「もうこれ以上ターミネーターが映像化されませんように」と祈っているように感じた。生前葬的映画だわ。
流石にジョンコナーの復活は去年の紅白の美空ひばりをホログラムで復活させるのと同義である意味俺からしたら真のターミネーターファンへの冒涜に感じた。
結局本作の敵もT2のイメージから抜けきらない、むしろT3の改悪されたビジュアルへ劣化したREV-9。これならロバートパトリックも量産型で復活させてくれたほうがまだ泣けるわ。
もうこれっきりにして欲しい。俺は一生T2がNo. 1映画で変わりないわ。