えちぜん

運命は踊るのえちぜんのレビュー・感想・評価

運命は踊る(2017年製作の映画)
4.3
展開はだるいけど『レバノン』の異色撮影らしく個性的なカメラワークが鮮烈。

国境で闇の中に消えていくラクダの、非現実的な映像がステキだが、あえて特定の国を想像しないように、ファンタジー感を装いたかったのかな(アンダーグラウンド 的な)。「マンボNo.5」のシーンも超カッコいい★

運命の悪戯、翻弄されるって決着には、『なるほど〜』って唸らされた。それも「戦争」限定でなく、人生そのものが…ってまとめ方まで昇華させたのがスゴイわ( ͡° ͜ʖ ͡°)

年に一本くらい出会う、自分の持ってない属性を見せつけられたというか、自分が映画監督になっても「まず撮れんやろな〜」って敗北を感じる、そんな一作。ちな、昨年は『ありがとうトニ・エルドマン』でした( ̄▽ ̄)
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