北村龍平監督の新作。
謎のスナイパーに襲われる男女6人を描く、ソリッドシチュエーションスリラー。
余計な前振りはゼロで、いきなり若者達の乗る車が襲われる冒頭から非常に潔い。その後も腑抜けた描写は皆無で、ピリッと辛い語り口が気持ち良い。
狙撃に関する豊富なウンチクや、キツめのゴア描写や、殺人描写の多さなど、お金は掛かっているけれど、内容は正直「中学生が撮ったような映画」ではある。また、映画から何か共感や教訓を得られる訳でも無く、今作には快楽的な面白さしか存在しない。
そんな訳で、観る人によって賛否は分かれると思うけれど、「北村龍平の映画とは、良くも悪くもこういうものである」と割り切れる人にはオススメ！
