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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のFHTのレビュー・感想・評価

3.8
2年待った甲斐があった!!

やっぱITは特殊。ホラーなのにジュブナイル映画なんだよなー。

本作を楽しむ為に絶対子供時代のITも観てください。 本作はいわゆる後編なので、続きから始まります。あらすじなどはないのでご注意を。


まず、タイトルロゴまでの流れが秀逸すぎて期待度MAX!! ワクワクが止まりませんでした!




以下あらすじ(ちょっとネタバレあり)








本作は大人になった彼ら。
ITを倒したlosersのメンバーのマイクは未だにデリーに留まり謎を探求していた。

そして27年経った今、それぞれがそれぞれの人生を歩む最中、また悲劇が起こる。

この悲劇を止めるべく、誓いを立てたlosersが再び集結。

皆が集まる直前に感じたそれぞれの恐怖。
もう"それ"は始まっていたのだ。

再び集まったlosersだが、1人来なかったメンバーがいた。
メンバーの1人は恐怖というものに飲み込まれ息を引き取っていた。

戦わないと殺される。
今こそ団結の時だと27年前の蘇る記憶を辿りそれぞれが恐怖を味わった地へ引き込まれる。


恐怖から立ち上がる彼らの運命は。。


【感想】

子供時代に忠実したキャスティングにまず感動! 癖などは子供時代と変わっておらず作り込み度は高め。


シュールな恐怖はご愛嬌として、風船のギミックがかなりアート的な仕上がりをしていて2019年を感じれる仕上がり。


ペニーワイズのコミカルな動き要素は少なめ。故にピエロらしくない。

ペニーワイズ最終形態を見たとき、AKIRA実写化もしかしたらいけるんじゃないか?と思わせるくらいグチャグチャになります。


ラストは絆の強さや仲間の大切さを教えてくれるような終わりでスタンドバイミーみたいな終わり方でFin...


楽しい記憶は薄れやすく、恐怖を感じた記憶は心に残り続ける。

作中のセリフがグッと刺さりました。

嫌な記憶ほど事細かに根強く残るこの脳の性質。嫌だよね。

過去を捨てるには過去を燃やすしかないのか。。それが恐怖を捨てる ペニーワイズを倒す唯一の手段なのか。。




小さくなったペニーワイズ、シワシワピカチュウみたいで可愛かった。
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