エアール

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のエアールのレビュー・感想・評価

3.7
”ルーザーズ・クラブ”が
27年の時を経て再び故郷の町デリーへと。

”もしアイツがまた現れたら
その時はみんなでここに再び集まろう”
恐怖と対峙し打ち勝ったあの日
仲間たちで立てた誓いを果たす時が…
”アイツ”と決着をつける時が
やってきました。。


満を辞して
後半chapterの公開となりましたね、
おめでとうございます。
はて、前作では
ビル、ベバリー、ベン、リッチー、エディー、マイク、スタンリーら
まだまだ小さい子どもではあったものの
彼ら”ルーザーズ・クラブ”の団結と活躍により
地下下水道にて”それ”は倒された…


…かに思えたんですけどねぇ〜
まあ現実そんな甘くないっすね、笑

仲間とともに恐怖に立ち向かった1989年9月のあの日から経つこと27年、
悲惨なバラバラ死体、相次ぐ子どもの失踪事件、…
あの日以降も
町に唯一残り”それ”の調査をし続けていたマイクは
再び”アイツ”の活動周期に入ったことを悟るんですね。ほんで
今やすっかり疎遠となり
散在している”ルーザーズ・クラブ”の面々に
連絡を取りデリーへと呼び集めるところから。


忘れたい嫌な記憶や美化された記憶、
再び迫りくる想像を絶する恐怖、
そして今回も肝となるのは一致団結でした!!
作品の魅力を話せば尽きませんが
他のホラー作品にはそうない
引きつけられる人物描写だったり、仲間同士のたしかな絆だったり、
感動すら覚えるラストや設定の面白さも含めたストーリー、
やはりこれだと思います!!
原作のラストとは違った結末を迎えてますけれど
こっちはこっちで良いと思いますね。
カメオ出演してた、原作者のスティーヴン・キングは
どう思うかは別の話ですが、笑


町を離れている時間が多いほど
過去の記憶が薄れていく、
なのでマイク以外の面々については
かつてデリーで体験したことの大半を忘れてしまっている、と。
今回再び27年の活動周期に入ったことから
マイクは約束どおり全員に連絡をしたことで
久々の再会を果たす”ルーザーズ・クラブ”、
呼び起こされる記憶に思い出話は尽きませんが
それは同時に思い出したくない嫌な記憶も思い出させます。
エアール

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