ジャッキーケン

神と共に 第一章:罪と罰のジャッキーケンのレビュー・感想・評価

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)
4.3
期待し過ぎたところもあってオールタイムベスト級とまではいかないけど面白さは保証できる作品

主人公が死んでから冥界で7つの地獄を巡る地獄めぐりのテンポが良い
一度は妄想したことがある死後の世界の徹底した絵作りとしっかりとした世界観の構築がしてあってこの時点で評価に値する

SF、アクションとジャンル分けされてるが一番凄いのがヒューマンドラマ
主人公が生まれてから死ぬまで7人の大王が生まれ変われる逸材か見定め、過去の生き様が描かれていくがこれが韓国映画クオリティで泣ける。フォレスト・ガンプレベルで良い人すぎる人柄に泣かされる
喋れず孤独な母親と最高判事を目指す弟のために身を削り養おうとするところは「国際市場で逢いましょう」を思い出した

もちろん大々的に宣伝されてたSFアクションの面も素晴らしかった。超イケメンのハ・ジョンウが現世で怨霊とチェイスする場面のバッキバキのCGは「流転の地球」より全然良かった。「マンオブスティール」のゾッド将軍vsスーパーマンを彷彿とさせる戦闘シーンは気狂い級にカッコいい!

前半は主人公自身の人生に直結したストーリーからどんどん意外な方向に転がっていくところは第2章への布石として生きていて良い繋ぎだと思った。

ハ・ジョンウ史上最高にカッコいいハ・ジョンウだしそれに仕える部下二人もカッコ可愛い!この3人をベースに2部作とは言わずにどんどんシリーズ化してほしい
それにラスト、アイツが出てきたところは「MCUのポストクレジットかよ!!!」ってツッコミ入れたくなるくらいMCUしてる。

MCU(冥界シネマティックユニバース)の記念すべき1作目!面白さもマーベルの方のMCU1作目に匹敵するクオリティを韓国映画でやっている凄い映画
どんどん進化してるなー、韓国映画