そのちん

プラスチックの海/プラスチック・オーシャンのそのちんのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

世界中の皆が見るべき映画。

海底に溢れているペットボトルやポリ袋。
プラスチックが体内に入り死んでしまった鯨。お腹を開くと大量のマイクロプラスチックが入っていた死んだ鳥。プラスチックゴミの上を歩くしかなく、その生活の中で癌や不妊症になる人がいるツバル。
向き合っていかないといけない現実。

とても印象に残った活動
・ドイツのペットボトルを回収すると25セント返金されるシステム
・プラスチック・バンク(プラスチック廃棄物を収集センターに持って行くと、金銭や品物、サービスに変換)
・ルワンダのポリ袋廃止


(個人的な話)
日本もやっとポリ袋が有料化されたけれど、その意味をわかってないひとが多いし、やらされ感があるな〜って思う。
スーパーでバイトしてた時に、「環境のためとか言って本当はお金とりたいんでしょ?」と言ってるお客さんがいた。今のポリ袋の有料化制度には問題点もあるかもしれないけど、そうでもしないとポリ袋を使うのがあたりまえの状態は変えにくい気がする。私が脱プラに興味を持ったきっかけは、ヨーロッパに行った時。どのお店も袋は有料で、スーパーの食材の容器が紙製やバイオプラに切り替わっているのを見て、だんだん意識が変わった。生活で目にする・使う製品が変わってくることで人の意識も少しずつ変わっていくのかなぁと思った。私もまだまだ便利さに負けてペットボトル飲料を買ってしまうこともあるし、映画に出てきたタニヤのようにプラスチック製品を全く買わないようにするといったことはできてないので、この作品を見て反省した。まずは少しずつでいいからプラスチックの廃棄を減らしていきたい。
そのちん

そのちん