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詩人の恋のsunflowerのレビュー・感想・評価

詩人の恋(2017年製作の映画)
4.7
カァァァーーーッ!
なんて表現したらいいのか。切ない?やるせない?どの言葉も安っぽくなってしまう気がして慎重になってしまう。

スランプの詩人テッキ。人とは違う世界が見えている。感性がやはり詩人。優しい。テッキの性的嗜好はよく分からなかったが、セユンのことは、体だけではなく、広い意味での愛情を抱いたように思う。

新しくオープンしたドーナツ屋さんでバイトするセユン。見せの窓からテッキと同じ人と風景を見て、呟く。感性レベルがテッキと同じだったのではないか。貧困に喘ぎ、母から愛情を注がれず、静かに自分の人生に絶望している。ほっとけない雰囲気の青年。

稼げないテッキを支える妻ガンスン。デリカシーがない。かと言って悪妻ではない。言葉の端々から、夫を愛していることが伝わるから、嫌いになれない!テッキを愛するがゆえ、彼がセユンに惹かれているとすぐに見抜けた。テッキの感性と才能もわかっていると思う。

感想、書けない!
名作でしょ、この作品...。
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