けまろう

リーナ・ラブのけまろうのネタバレレビュー・内容・結末

リーナ・ラブ(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

『リーナ・ラブ』鑑賞。SNSのなりすましによって虐められる少女の話。思春期の少女の葛藤という個人的には好きなテーマだったが、肝心のリーナがあまり好みではないというのが第一の感想(最低)。最近ありがちなSNSを使った題材というのは、わかりやすい分チープになりがちだと感じた。
最初は甘酸っぱいものを期待していたが、途中から不穏な空気が……サイコロジカルな表現も。リーナを襲う無数の人型の化け物(幻覚)は、表現が『ブラック・スワン』に近いなと感じた。SNSの匿名性がこうした幻覚に繋がっているのだろうが、それにしては物語のパンチが弱い気がする……けど、ティーンズの感覚はもうわからないので、LINEイジメが話題になる昨今では(国は違えど)正しい感覚ではあるのだろうか。
親の問題(浮気)が子供の関係に飛び火するというシナリオもあり、現在のティーンズの在り方に考えを巡らすきっかけとなった。
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