【簡易メモ】
映像と演出は素晴らしいと思うが、キャラクターと脚本がダメすぎる!!
キャラクターに関しては、そこら辺にいそうなモブキャラをメインキャラに添えているので、魅力もないし、特に共感も出来ない。
そして、今作最大の問題が脚本だ!!
本作を鑑賞する前に前提条件をクリアしておく必要がある。
まず『機動戦士ガンダム』から『逆襲のシャア』までを鑑賞していることが必要だ。
更にそれらを鑑賞しているだけでなく、『宇宙世紀シリーズ』を細かく語れる必要もある。
つまり、「いちげんさんお断り」どころのレベルではないのである。
これらが今作を鑑賞するまでの前提条件なのだが、これらを満たしているからと言って本作が楽しめるかと言ったら、そういう訳でもない。
色々問題があると思うが、一番はキャラクターが何をしようとしているのかが分からないということ…つまり説明不足過ぎるのだ!!
・主人公部隊は何を目的にアクシズに潜入しているのか?
・何でガンダムが襲ってくるのか?
・何でサザビーの残骸の元に向かっているのか?
・何を目的にお互いは戦っているのか?
これらの説明がほぼない状態で物語が進むので、キャラクターの心情は理解できても大前提となる核の部分がよく分からない。
確かに今までの『ガンダムシリーズ』でも、特殊な専門用語や独特な富野節で理解しにくいことはあっても、大まかな核は視聴者に分かるようになっているので、物語に入り込むことができた。
だが、本作はその核の部分の説明が不足しているので、物語がどういった方向に進んでいるのか分かりにくいので、キャラクターがピンチになっても特に感情移入することは出来ず、物語に入り込めない。
個人的に今まで鑑賞した『ガンダムシリーズ』の中で、最もクソな作品であり、あの『G-SAVIOUR』よりも酷い作品だと思う。