うつせみ＝この世に生きている人、現世。または蝉の抜け殻。それに「結ぶ」と続けて、このお話のタイトルとする。なんて切なくて素敵なの。
TVアニメ版と同じ温度で描かれ、たおやかな感性が作品全体に満ちている。人と人、人と妖との温かい絆。弱い者・軽んじられる者への緩やかな優しさ。そして夏目が周囲に向ける眼差しの瑞々しさ。
そしてそして、夏目友人帳と言えばもちろんニャンコ先生、つるふか〜。今作でもちっさくなったり変な喋り方になったりラブい。しかも斑最強。
ただし私は名取さん推しよ。今作でもちゃんと怪しくて、まあまあ見せ場もあって嬉しい！もし実写化するなら、是非とも色気のある役者さんに演じてほしいものです。ちなみに私のイメージでは、藤原夫妻は石田ゆり子と大沢たかおです。
なんだかこの作品のレビューというか、夏目友人帳自体への想いがメインになっちゃった気もするけど、観賞後に訪れる柔らかな寂しさも含めて、やっぱり好きだなー。やっぱり漫画にも手出しちゃうべきかなー。沼確定案件だけどなー。
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