ま

マスカレード・ホテルのまのネタバレレビュー・内容・結末

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ホテルを舞台にした
サスペンス&ミステリー、かと思いきや
ヒューマンドラマだった。
キムタクはキムタク、長澤まさみは
長澤まさみ。安定。

冒頭は長澤まさみに感情移入してしまい、
キムタクのホテルマンらしからぬ振る舞いに
やめて〜!!!となり、
中盤はクレーマーにやめて〜!!!となって
ラスト前まで割と辛かった笑
犯人がちゃんと姿を現してからの方が
安心して観れた、
ホラーよりこういう胃が痛くなるやつの
方が辛い。共感性羞恥みたいな。

色んなエピソード詰め込まれてて、
ホテルの経験から事件への閃きが
生まれるのはとても良かった。
ホテルの話と事件の話とが交互に来て
ほんとに舞踏会みたい。

キムタクの血気盛んな刑事役、20代の
頃ならどハマりだった気がする。
この年の刑事なら
かなり経験積んでるだろうから
もっと潜入もうまくやれそうな気がする。

このホテルは帝国ホテル並みの
一流ホテル設定だと思うんだけど、
以前帝国ホテルのサービスの細やかさについて
書かれた本を読んだせいで、
帝国ホテルなら研修なしに
お客様の前に素人を立たせないし、
エレベーター内で言い争わないだろうし
一般客が新婦と鉢合わせないよう
誘導するのでは、、と気になって
ハードルが上がってしまった。笑

ミステリー部分はなんとも。
緯度と経度はミステリーっぽいから
考察しながら観てたけど、特に犯人に
繋がらなかったし犯人の動機も弱い気がした。
男を恨むならわかるけど受付は、うーん?
最後犯人を探して駆け回るところ、
現実なら部屋に直行できちゃうはず。

後半は一気に事態が動いて
テンポ良く観れて面白かった。

犯人に手足縛られるとこで窓の外が
いきなり土砂降りになったの露骨すぎて笑った。

最後のちょっといい雰囲気になるとこ
原作にもあるのかな?
蛇足に感じてしまった。
原作も読みたい。
ま