トランスマスター

レプリカズのトランスマスターのレビュー・感想・評価

レプリカズ(2018年製作の映画)
3.0
#201 恩知らず。

主人公はバイオテクロジー企業の研究室に勤めるエンジニア。
週末の家族旅行の道中わき見運転による交通事故で自分以外全員他界。
即座に家族の記憶を装置に回収しラボの同僚と共同で会社から綾波レイ培養装置を自宅へ持ち出し仕事の合間を縫って家族補完計画を実行。
会社にバレないように秘密を守れるのか、無事に記憶を移せるのか、クローン人間創作のタブーを描いたSF作品です。

◆良い点/注目ポイント
・キアヌが空中に浮かぶホログラムを操作するシーンはたけしやアイスTと共演した『JM』を彷彿とさせます。
・主人公のバイオテクノロジー企業の正体が軍産複合体だったという点は結構ハリウッド映画あるあるです。

◆改善点
・クローンの家族が不可解な行動を起こし、クローン人間を創らなければよかったという展開の方が良いと思います。
・相棒が解雇のリスクだけでなく法を犯し、倫理的にも超えてはいけない一線を越えているのに報われない・・・・。

◆総括
・ゾーイがテーブルに描いたユニコーンの落書きを消すシーンは辛かったです。またペンタゴンを相手にした大口のビジネスを諦めてドバイの長富裕層向けのBtoCビジネスへの転向に会社のボスが納得したのは少し疑問が残りました。

-2020年 201本目-