ローマンという名の男　信念の行方のragaのレビュー・感想・評価

卓越した記憶力がありながらも真面目すぎる余り周りとの衝突が絶えないローマン、正義とは何かを自問し過ちを犯しながらもなんとか信念を貫こうとする愚直な彼に図らずも理解していく仲間と出会う物語。王道な構成だがデンゼル・ワシントンの演技はもちろん共演のコリン・ファレルもいい。なんたってラストがカッコイイのだ。
欲言うならば、ローマンはもっと無様に散った方が遺恨試合としてジョージが連邦裁判所に向かう筋書きがより盛り上がると感じる。ギャングに狙われるのではなく赤の他人に逆恨みされるってアリかも。