マ・ドンソク演じる強行犯係の刑事が、腕回り53㎝から放たれる粉骨ビンタを武器に、ハデに暴れ散らかす中国系犯罪組織をブッ飛ばしていく話。
アニキ、カッコ良すぎるよアニキ。
部下からも慕われ、上司の無茶振りも上手く丸め込み、自らも率先して現場に立つ姿は、中間管理職として理想的。
刑事物だけど、銃は一切登場せず、基本的にドスか斧か拳。
ドンパチやらずに、食らいついてくるギャングたちをブン投げて、ブッ飛ばしていくアクションシーンは観ていて爽快感がある。
ギリギリでパワーバランスを保っていた、朝鮮系ギャングのシマをド派手に荒らして、街を緊張状態に陥れた中国系ギャングを強行犯係が追う、というストーリー。
全体の雰囲気は「悪人伝」ほど殺伐としていなかった印象。
刑事たちも割りかしコミカルに描かれているから、少しマイルドめにクライムストーリーを楽しめる。
まぁ、エグいシーンも少々あったけどね。
