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犯罪都市のshortのネタバレレビュー・内容・結末

犯罪都市(2017年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ふぅ~!おもしろかった!
すごく迫力があった。マドちゃんの魅力全開。実話と言うから驚く。やはり真実はどうなんだろうかと気になってしまう私。でも真実は置いといて、かなり楽しめた!
悪役は朝鮮族の殺し屋(ではないんだけど)チャン・チェンで、彼をハの字眉毛のユンゲサンが演じている。最初このキャスティング?と思ったが意外にも迫力あった。
やつら、やることがムチャクチャでもう街はカオス。途中で警察が取引するときに「拘置所から数ヶ月で出す」と言っていて、こんな奴らを数ヶ月で娑婆に戻すなんてとんでもない!と背筋が寒くなったほど。何組かのヤクザと警察が団体でやり合うんだからその絵面は迫力満点。彼らがひたひた迫ってくるシーンが怖くて怖くて。そして武器はやはり刃物や斧。見慣れてしまったとは言え、血飛沫が飛び散る対戦シーンはやはり痛くて怖かった。
朝鮮族という言葉を初めて知ったのは『哀しき獣』を見たときだ。
分断された民族の中のそのまた分断され差別され取り残された哀しい人たちという印象がある。今回はひたすらひたすら悪い奴らに描かれているけど、朝鮮族の物語であることを忘れないでいたい。
最近の韓国ノワールの中でもかなり迫力があった。
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