「目の前に広がる世界最高峰の動物ドキュンメントの映像美と神秘」
10年前のアースの続編。当時も凄い映像だったなという印象はあったが、映像制作の仕事にも就いた経験で少し違う視点で楽しめました。
まず映像1カットのどれもがとても美しいです。動物はもちろんの事、風景至るまでどの映像も本当に幻想的で美しいです。そして10年前に比べ撮影技術の進歩もあるのか、ドローンを使った空撮、小型カメラによる接写、微速度(タイムラプス)撮影などあらゆる表現の工夫で魅せてくれます。
動物ドキュンメンタリーと聞くと日本ではかつての動物奇想天外など懐かしいが、長回しで撮った動物たちの映像繋ぎ合わせたりとは一線を画す程、映像がとても美しいです。世界でも最高峰の動物撮影のスペシャリスト達が膨大な撮影時間を費やして撮影した映像を約90分に凝縮して観れると考えるととても贅沢です。今まで観たことないような映像がいくつも観れます!
ちょうど先週に動物園に行ったので、生で普段見れない動物という生き物を観るのも感動はしますが飼育されているという環境にいる彼らと、実際に生きている彼らを観るのとではまた違う感動があります。それをただズームレンズで撮るだけでなく、時には超接近し、毛並みまで分かるような質感まで味わえるのはこの映画だからこそ!
またただ動物を映すだけでなく、個々にストーリーとして描いている演出もとても巧みです。ウミイグアナの赤ちゃんが生後まもなくヘビの群衆に襲われたり、キリンの雄同士の一騎討ちはまるで高山VSドンフライ戦を観てるかのような興奮を味わえます。(分かる方のみの表現ですいません)
また佐々木蔵之介さんのナレーションも聞いててとても心地よかったです。
動物園などで動物を観るのも良いですがこういう”生きている”動物の姿を観るのもとてもよいので、お子さんがいる方や動物に癒されたい方など特にオススメです。