このレビューはネタバレを含みます
前半は、ゾンビ映画を撮っていたクルーが本物のゾンビに襲われるという作品が流れる。
その設定の斬新さと、ワンカット故のリアリティと臨場感があって、それだけで終わっても及第点。
寧ろそういう作品だと思っていたので、そこからの展開にはまた一段と引き込まれた。
後半は、その撮影の裏側が描かれる。
見ていて心配になるキャストと準備だったので、それがよくまとまったなと思わされる。
首が飛ぶシーンなど、どうやっているのだろうと思っていたようなことの種明かしや、スタッフの苦労などが見られて、映画そのものに対する理解さえ深めてくれるような作品。
96分という決して長くない時間ながら、正に一粒で二度美味しいというような充実感のある映画だった。