ポチッとなあ

ドント・ウォーリーのポチッとなあのレビュー・感想・評価

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)
3.5
2018年公開。生まれてすぐに母親に捨てられ、養子として育てられたジョン。酒浸りの生活で交通事故による胸から下の麻痺で車椅子生活となり、更に自暴自棄になってゆく。偶然に断酒の会に参加して新しい自分にめぐり逢い、立ち直ってゆく。
自分に降りかかる災難はすべて他人に責任があると思うのは普通で、そこから抜け出す葛藤が、見ているこちらの心を映画に引きずり込んでゆく。アメリカ映画で断酒の会のシーンを何度も見たことがあるが、依存症から抜け出す援助の仕組みがあるのがすごいと感じた113分。
★気になったので調べてみた★
・仕事や家庭より飲酒を優先させるようになるアルコール依存症は、アメリカでは7.7%、日本では1.1%(WHO2016年調査)
・アメリカの依存症でトップがアルコール、次がマリファナ、そして鎮痛剤の順
・映画で出てくるアルコホーリクス・アノニマスは実在する組織で、日本の各地にもオフィスがある。