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ホウ・シャオシェンの レッド・バルーンのkoheiのレビュー・感想・評価

3.9
ずうっとこういう映画観ていたい。安心する。

オマージュ元であるラモリスの『赤い風船』は観ておいたほうがいいでしょう。その映画に影響を受け映画を勉強している中国人女性の主人公(?)が、フランスのシングルマザー(ジュリエットビノシュ)の家で息子のシッターをする。元の作品と同じくらいの自然さ、安心感を創出してしまっているのがまずはすごくて、ストーリーはぜんぜんあるようでないのだけれど、その“そこに確かにある”感じがほんとうに落ち着きを与えてくれるというか、ずうっと観てられる空気感で満ちている。ホウ・シャオシェンの映画って苦手な可能性があるけどもうちょっと観てみたいな。
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