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プリシラのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

プリシラ(1994年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

もっとコメディでキラキラな感じかと思いきや、差別や偏見などオカマとして生きる大変さも学べて勉強になりました。
イメージでは経験豊富でポジティブ、何事にも負けないタフなイメージがありながらもやっぱり同じ人間だからこそ避難を浴びたり攻撃されれば傷つくのは当然で、ショーの後に奇異の目で見られてしまうシーンは心が痛かったです。
ただ重い実態だけでなく、ドラァグクイーン特有の煌びやかな衣装やメイクの個性など観ているだけでも楽しめ、特にバスの上でドレスをたなびかせて走るシーンは華やかで印象的でした。
途中のお願いによる田舎のゲリラショー中、突然現れた妻によるピンポンショーのインパクトが凄まじく、全て持っていかれてしまうのも納得のぶっ飛び方で面白かったです。
ショーも拍手喝采で全て丸く収まり尽くすラストでは無いのもリアルで、しかし息子とは分かり合えて挫けずショーを続ける姿に心が温まりました。
ドラァグクイーンの衣装を見ているだけでも楽しい、素敵な作品でした!
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