現行のビルドに、エグゼイド・ゴースト・フォーゼ・ガイム・オーズを交えての平成後期ライダーの集合映画。ってウィザードとドライブわぃ！？残念、全員集合ならず。でも人数的にはコレくらいがちょうど良かったのかもね。それに福士蒼汰とか卒業組が再登場したのはとても素晴らしい。
とにかく凄いテンポが良い。平成ライダー映画の中でも屈指のまとまりの良さじゃなかろうか？
ビルドのいるスカイウォールのある世界と、エグゼイド達のいる別の世界。
二つのパラレルワールドを融合させ不死身の肉体を得ようとする科学者（大槻ケンヂ）。野望を阻止しようと戦うライダー一行。
オーケン、最初に老科学者で出てきたときは演技ヘタだなぁと思ったが、中盤の展開で「ナルホドねっ」と納得。嫌いだけど演技はまぁまぁかな。
パラレルワールドを繋げる機械“エニグマ”が、巨大な手のひらに目のあるデザイン。これ何かにもあったけどなんだっけ？と思って調べたら、キョーダインのガブリンだった。どっかで見たことあると思ったわ。
個人的に高評価なのがバイクアクションに力が入っていたこと。だって仮面ライダーだもん。ライディングを見せてくれなくちゃ！でもあまり映画で無かったんだよね。でも今作は凄い。爆煙を背景に横向きにジャンプするバイク描写は過去に例がなかったし、歴史的傑作カットだと思う。
他にもバイクにカメラをつけたカメラワークとかも何気に新しかったよ。
あと、エグゼイドの子、飯島寛騎はちょっと演技が巧くなったねー。最初はなんてダイコンかと思った物だが。
群雄劇なので物語は各々のダイジェストではあるが、ビルドの仲間のクローズに成長劇がある。ここはビルドにその役があっても良かったのでは？とも思うけどね。主役が悩み成長する方が物語の軸がよりしっかりしたのでは？とも思った。でもこれでもよかったのかな？
