ayellowbird

レイニーデイ・イン・ニューヨークのayellowbirdのレビュー・感想・評価

3.9
ウディ・アレン監督が、ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、ジュード・ロウ、セレーナ・ゴメスら豪華キャストを迎えメガホンをとったロマンティック・コメディ!
大学生のカップル、ギャツビーとアシュレーは、NYでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。そのきっかけとなったのは、アシュレーが学校の課題で有名な映画監督ローランド・ポラードにマンハッタンでインタビューをするチャンスに恵まれたことだった。生粋のニューヨーカーのギャッツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーにNYの街を案内するためのさまざまなプランを詰め込む。しかし、その計画は狂い出し、思いもよらないさまざまな出来事が巻き起こってしまう…。

久しぶりのウディ・アレン作品に大満足! 今回、ウディ・アレン役(ギャツビー)を演じるのはティモシー・シャラメ。そもそもこのキャスティングが面白い。これまでウディ・アレン役を演じるのは、本人か様々な問題を抱えてどこか哀愁が漂う中年男(俳優)が定番だが、その常識を覆す"美少年"ティモシー様である。だから、ギャツビーは一見非の打ち所がないイケメンなのだが、物語が進むにつれ、性格面のポンコツぶりや不運を呼び込む境遇など、やっぱりこれはウディ・アレンだと思わざるを得なくなる。ただ、一方で演じるのがティモシー様なので、いつものように不恰好なまま終わせるわけにはいかず、少しオシャレな感じのエンディングに。
もっとも、それがコロナ渦でストレスの多い日々を暮らすわれわれには心地好いのかもしれない。
ayellowbird

ayellowbird