特売小説

とんかつDJアゲ太郎の特売小説のレビュー・感想・評価

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)
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きっと根幹に性善説があって以て主人公が捻くれた言動を一つもしなければその周囲にいる人間、巻き込まれる人間がみんな根の好い人たち、絆されてしまい好意的に臨みまして。

恋愛、友情、成長、師弟、好敵手、職業、家族、地域社会など興味深い要素をたっぷり欲張って取り込んで、それに満遍なく触れつつ本筋も散漫なものにせず筋道しっかり物語る、その手際に感心させられたものの。

やはり、と言いますか世界観に魅入られてしまったからこそ説明不足、描写不足な部分がどうしても気になってしまいまして。

映画として、単独の作品としては物足りない、連ドラで観てみたいと思いましたよ、と。
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