"俺、フロアもとんかつもアゲられる男になる!"
原作をリアルタイムで読んでた勢なので、結構心待ちにしてました❗️
【STORY】
とんかつ屋の3代目だが、いまだにキャベツを切らされてばかりのアゲ太郎。
そんな彼は、弁当の配達に来た先のクラブで、"DJ" とダンスフロアに出会うのだった…
【一言まとめ】
●食べたくなってとんかつ屋へ直行!
●北村匠海が予想以上にアゲ太郎だった
●さすがパリピ映画の監督、クラブが似合う
●もう少しDJ文化に踏み込んで欲しかった
●会話のテンポがちょっと辛い
●原作の続きが好きだから続編観たい…
【感想】
《DJ映画3貫》2貫目
飯テロの宝庫である今作を観た後は、やはりとんかつが食べたい!
しっかりとんかつ屋さんで(サントラを聴きながら)夕飯を済ませ、満腹でホクホクしながらレビューを書いております☺️
漫画でのアゲ太郎は見た目がかなり少年チックなので実写化は少し心配でしたが、北村匠海が思った以上にアゲ太郎で安心!笑
彼はなんでも器用にこなしますねー❗️
原作漫画の絵は "下手ウマ" というかめちゃくちゃ味のある雑な絵なので、正直どのキャラも実写化が想像できませんでした。
なので逆にどのキャラも、何となくしっくりくる所はありましたね。笑
さすがは『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』『チワワちゃん』のパリピでカラフルな世界を作り上げた二宮健監督、ダンスフロアをアゲるクラブ映画となればそりゃ似合いますよね。笑
とはいえこれまでの監督作品にあった "毒" はすっかりなくなり、原作の底抜けにハッピーですっとぼけた世界を忠実に再現してくれたのが嬉しいです。
ただ、原作で僕が特に好きな部分である "DJ文化への深い踏み込み" "DJプレイとトンカツ家業を重ねる秀逸なこじつけ" という2点がかなり削られてしまっていたのは非常に残念😅
初心者をDJ文化にハマらせるくらいの勢いを期待していたのですが、割とただのコミカル青春ムービーになってしまっていましたね…
あと、仲間たちの原作に忠実なノリが、映画だとだいぶスベり過ぎていてしんどかったな…笑
漫画で且つあの画風だからいけるってノリもありますよね。映画では会話のテンポ感を大事にしても良かったのかも。
とはいえ、あの漫画が現実の空間に再現され、音楽に包まれたというのはとても嬉しい事。
個人的には中盤以降の色々な出会い、チームプレイが大好きなので、あらゆる問題を乗り越えて続編を作って欲しい所ですが…😅
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観た回数:1回
直近の鑑賞:映画館(20.11.09)