コマミー

スローターハウス・ルールズのコマミーのレビュー・感想・評価

3.5
【名門校に隠された秘密】

※配信限定の作品は、劇場作品扱いとします。


"サイモン・ペッグ"と"ニック・フロスト"。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ポリス・ファズ」などで知られる、"英国コメディ"の名手だ。これまでにその作風ごとに"様々な姿"に変えてきたが、近頃の二人は別々に行動していた。
もちろん、単品だけでも面白いは面白いのだが、やはり二人揃うと何か違う。

そんな二人が揃った作品の最新作が、ネトフリにやってきた。

サイモンが今度は"教師"に、ニックが麻薬を売りながら"何か"と戦っている男を演じている。今回はこの「何か」が、この物語の重要な点となっている。
田舎にポツンとそびえ立つ、"立派な学園"の裏で蔓延る"闇の姿"を、学生や教師が追究するという物語だ。
……こうしてみると、「ショーン・オブ・ザ・デッド」のような"遊び心"ある、二人の英国コメディが帰ってきたと思うかもしれない。

だが、少し期待外れな面もある。

まず、メインは二人でなく、"学生"であるという事。二人がメインの物語を観にきたという人は、残念に思うかもしれない。

しかし、遊び心は充分にある。

「ハリーポッター」の要素に「IT」のような要素を織り交ぜたファンタジーとホラーの要素を合わせたようなストーリーは、もしかしたらハマる人は多いかもしれない。自分は少なからず好きな作品の方だ。

二人がメインでなくても、サイモンがいい具合の「ドジっぷり」の役で、ニックがいい具合の「ぶっ飛びっぷり」な役だ。

自分が思うに、"いい具合"にバカをやってる作品だなと思いました。
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