実話ベース。
往年の大女優グロリア・グレアムと、年下の舞台俳優ピーターの恋。
2人の若き日の恋の思い出と、病気で死期が迫ったかつての恋人グロリアを支えるピーターを描く。
正直恋愛パートにはあまり共感できずのめり込めなかった…
生涯女優であろうとするグロリアは奔放なぶん勝手に見えるし、ピーターはグロリアと一緒にいるために家族に迷惑かけてるし。
お互いどこに惹かれたのか、観ていてもわかりにくかったな…
でもピーターの手記がそもそも原作だから、ストーリーは変えようないのよね…
アネット・ベニングとジェイミー・ベルの演技はとっても魅力的。2人とも好きな演者だから何だかんだで見入ってしまった。英国アカデミー賞に、2人とも主演賞でノミネートされたらしく、納得の演技。
脇を固める俳優もベテラン揃いで安心して観られる。
序盤で踊るジェイミー・ベルを観られるの、『リトルダンサー（Billy Elliot）』ファンへのサービスかな？
リヴァプールの劇場で2人がロミオとジュリエットの台詞を交わし合う場面がひたすら美しくて泣いてしまった。
ロミオとジュリエット、原作では10代の若い恋人たちの台詞を口にしても違和感のない2人のピュアな愛。
この劇場での場面が個人的にはクライマックスだったな。
