かたゆき

ワイルド・ストームのかたゆきのレビュー・感想・評価

ワイルド・ストーム(2018年製作の映画)
2.5
アメリカ西海岸に史上最大規模のハリケーンが襲来!!
警察の主導で住民が次々と避難するなか、その危機に乗じて財務局に保管された6億ドルもの古い紙幣を強奪しようと企む者たちがいた。
手薄になった警備の隙を突き、金庫がある建物を占領したプロの犯罪者集団。
強固なセキュリティに手間取りながらも彼らは着実に計画を推し進めてゆくのだった――。
一方、命からがら施設から逃れてきた女性警備員は偶然近くにいたハリケーンを研究する環境学者の協力のもと、なんとしても彼らの計画を阻止しようと立ち上がる。
凄まじい暴風雨が吹き荒れる中、果たして彼らは無事に犯罪者たちの計画を阻止することは出来るのか?
『ワイルド・スピード』や『トリプルX』でお馴染みのロブ・コーエン監督が迫力の映像でおくる、そんなクライム・アクション。

まあ観る前からおおよその予想はついていましたが、かなりの大味作品でしたね、これ。
何処かで見たようなストーリーと何処かで見たようなアクション・シーンのてんこ盛り。
目新しい部分と言えば、ハリケーン襲来というディザスター・パニックものと現金強奪というクライム・アクションの融合ですかね。
とはいえ、それもうまくいっているかと言われればそれほどでもなく、中盤からは脚本の粗も目立ち始め、クライマックスにいたってはもはや破綻していると言ってもいいくらいでした。
主人公二人も恐ろしく魅力に乏しく、対する犯罪者集団もなかなかのアホっぷりで見ていて腹立ってくるくらい。
最後のオチなんて投げっ放し感が酷くて、もはや見られたもんじゃありません。
まあ映像的にはそこそこ迫力があったんで、ぎり星2.5ってとこですかね。
かたゆき

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