このレビューはネタバレを含みます
これは結構好き、
「ありのままの自分であること」がテーマ。主人公は頭を打つことでそのテーマを体現する。
はじめは、主人公が見た目なんて無視して自分らしくいることに周囲は驚き、その難しさと凄さを認め、彼女は人気者になる。主人公は自分をスレンダーな美女だと思って「ありのままの自分」を出せているだけだから、その皮肉っぽいコントラストが作品の見どころ。
終盤、主人公は、みんなの目は正常なのに、見た目関係なく自分を受け入れていたことに気づいて、外見にとらわれていたのは自分自身だったことを理解する。
一見、見た目への執着を1番に脱したのが主人公のようで、実は最後まで執着しているのが主人公だった、というアイロニーが面白い。
そうはいっても、こんな風に自分らしく振る舞うのって難しいよね
自分の中ではリピートした方
私もイケメンに告られたいなあ
