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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングのlvsのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

面白そうだったが、あまり主人公に共感できないような気がして随分長い間放置してしまっていた。

非常にポジティブな映画で、容姿に過剰な程のコンプレックスを抱える現代の女性に向けられたようなメッセージ性の強い映画。
ジャック・ブラックの「愛しのローズマリー」でも、世間的に美人でない女性が物凄い美人に見えるという設定があったが、今回は鏡に映る自分がありのままの自分だったという所が肝だと思う。
他人の評価に左右されず、ありのままの自分を受け入れ愛しましょうねというメッセージなのだと思うが、自信を持ちすぎると逆に傲慢になって、イケてない親友を見下すような発言をしてしまったり、主人公が抱えるコンプレックス故の嫌な面も出ていて、急に自己啓発本や胡散臭いセミナーに影響を受けた友達みたいでリアルだった。
自分に自信がある事と押し付けがましい事は全く違う。

セカンドラインのモデルを本当にセカンドラインを買うような女性にしちゃったら売上は伸びなさそうだし、自信に満ち溢れているだけでモデルのイケメンが言いよってきたり、その辺はご都合主義すぎるなとは思うが、そういった細かい事は気にせず、ふんわりとした解釈で視聴すれば、起承転結のしっかり整った明るい映画でよかったと思う。
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