zoe

ある少年の告白のzoeのレビュー・感想・評価

ある少年の告白(2018年製作の映画)
3.7
あまりにも苦しくなった。これが現実に起きていることで、今もどこかで誰かが自分はおかしいんだと教え込まれ、強制的に転向療法に参加させられ、心を矯正されていると思うと憤りを覚える。

人間は人それぞれ見た目が違うのと同じで信じるものも違うし、性別やセクシュアリティも違うのが当たり前だけど、それを理由にこんなことされていいはずがない。宗教や考え方が違っても、他人を理解しようと受け入れようとする優しさは必要。

原題の『消された少年』のほうがしっくりくる。

この作品に出会えて良かったと心から思えた。
zoe

zoe