Masami

ある少年の告白のMasamiのレビュー・感想・評価

ある少年の告白(2018年製作の映画)
3.9
人々を幸せに導くはずの宗教で不幸になっていく人達もいる。LGBT矯正施設に入れられた牧師の息子を描く実話。

現代ではすでに宗教は万能では無い。神と医学、神と科学の問題を知ると、熱心に教会に通う信者や牧師という職業、ましてやLGBT矯正施設などというのものに辟易する。

中盤までのそんな救いのない、真綿で首を絞められるような展開が続く分、後半のジャレッド(ルーカス・ヘッジズ)の自分らしさ、母親(ニコール・キッドマン)の子を守る気持ち、父親(ラッセル・クロウ)の葛藤が素晴らしかった。良作。
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