単純に手品がたくさん見れて楽しい。
マジシャンが主役の映画の中でも起こった現象の数だけでいえばトップクラスじゃないか。
手品もリアル演技だから普通に楽しめるし、カット切る必要があるとこも観客の白けたリアクション映したりと工夫がある。
ただマジシャンが出てくるだけじゃなく、物語の起点も全部手品絡みで面白いし、そんなんだからあちこち話が飛ぶ感じも楽しめた。
クッソ不謹慎なギャグとかもあり、脚本もちゃんとしてて細かい回収もサラっとやってて満足度高い。

毒のないウェス・アンダーソン作品のような感じ。
冴えないマジシャンが一念発起してツアーに出るお話。マジシャン、助手（幼馴染）、訳あって父親も、という構成。とある街について飛込みで結婚式の余興をしたことから思わぬ災難に巻き込まれてしまう……。

片方は助手なのだけどその彼の風貌がナポレオンズの眼鏡の方っぽい。上下揃いのジャージかと思ったら横のラインが上3本下4本とか。結構良い奴。

トルコ映画って初めてみたかも。
結構ストーリー読めちゃうんだけど、笑えるところもたくさんあって飽きないで楽しめた。トルコ人っていい加減な人多いのかなぁ？