jnkさんの映画レビュー・感想・評価

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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

2.5

こんだけ監視カメラ監視カメラ言うてる話やねんから、人閉じ込めてる部屋にスマホのカメラでもいいから一個付けとけや!
灰原が攫われるまでのシーンは本当にやばい事が起きてるという感じが出ててとても良かった。
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.7

ここ10年ぐらいの中では面白かった方ではある。
まずここ10年の映画の犯人で記憶に残ってる人がおらん。本作の犯人は良いキャラしてたんじゃないかしらん。
でもまあ爆弾、赤と青モチーフと時計仕掛けの摩天楼
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嘘喰い(2022年製作の映画)

2.8

ギャンブルの現場には暴力があるという嘘喰いの設定はリアルだしギャンブル作品における同じ絵面と心の声のシーンに終始する問題を解決していて、映画向きでもあるはずだった。でもまあやっぱりというかアクションは>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.3

チャレンジングな試みだけが面白いという作品は映画に限らず発表の場が増えた現代に溢れかえっているけど、描きたいテーマがあってこの手法が選ばれたと感じる物がやっぱり面白い。
意外性を持たせるために観客に先
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

めっちゃ面白かったけど、マニアックな楽しみ方を求められるんだったらこれ以上はついていけんという気持ちもあり。マンダロリアンとかも結構そうなってきてて、ついてくる人だけついていけばいいんだろうけど、うー>>続きを読む

神の一手(2014年製作の映画)

4.0

囲碁の試合1つにつき新しい人の痛めつけ方を数種類ずつ見せてくれる。石飲ませたり碁盤の裏を血溜まりにしたり囲碁映画でしか見れない暴力を描いていて唯一無二。
どうせ数秒後に乱闘でぐちゃぐちゃになる盤面であ
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.0

原作もちょろっと読んでファンがあーだこーだ言いたい気持ちもわかるけどトールキンが考える人間とはなんぞや英雄とはみたいなところは上手く表現されているのではないかと思う。
なんと言ってもフロドというキャラ
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.8

3部作予定で作るのが流行るきっかけとなったシリーズなのは間違いないと思うので、昨今の1作目売れなかったら続きやりませんノリのやつらは見習ってほしい。真ん中ならではのスタートダッシュ感とか、より壮大にな>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.0

最初にヴィンディーゼルが戦うとか戦わんとか悩むシーンから始まるけど、なんかノリとしか言い様がない葛藤の乗り越え方で、そんな雑な描写ならその後に展開される銃撃戦のなんでこんなことになったんっていうのを説>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.3

面白く見たけど、意外性を演出するには詰めの甘さが気になる。基本的に現実に近いリアリティで演技も演出も良いのに、現実にはこうはならんやろという場面は全部意外性のために飛躍させる必要があるところで、上手い>>続きを読む

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.3

ゲームに忠実なシーンは多くあるけど、自分の過去と向き合ったり真実を明かしていくことの怖さはゲームプレイでしか味わえない。
探索して発見するというゲーム性がそのまま自由というテーマにリンクしていたから良
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0

個人的にトイストーリー3以来の刺さり来た。これはえげつなかった。
こう生きるべきという圧力によって苦しんでる人を救う映画。
スピリチュアルな内容でありながら薄いスピ集団を面白おかしく茶化し、本気で魂の
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.5

アーロンソーキンの絵作りの好みとかがわかって良かった。
自分語りとスタイリッシュでゴージャスな絵作り、他の時系列を並行させる感じは正直今ありきたりという感じはするけど、どこで場面を切り替えるのかという
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

2.0

カイジ的心理戦の要素はないけど、連載中の漫画が全くなんのギャンブルもしないという体たらくなので一応ゲームしてるだけ遥かにまし。
実写化3作目にもなるともはや世界観を無視したギャグ演出をやるなとは言わん
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.7

面白かったけど、銃規制の議論のところはもうちょい規制反対派にも理があるという見せ方は出来んかったんだろうか。
スキャンダルとか抜きにああいう意見が多数いるという現実があるわけで。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

スター誕生のストーリーだからこそ響く曲と恋愛観。
恋愛に限らず人と関わることと捉えても良い。
普通にベタベタ仲良くなるだけの話では絶対描けないものを表現してる。
ラストのあれは凄いなー。
いやー、ブラ
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.5

手段の目的化を真面目にやってる人は面白い。
血出てて死んでもおかしくないレベルのところを笑いにするセンスは凄いなー。
コントみたいになりそうだけど実際絶対痛いやろ死ぬやろみたいなとこをちゃんと見せるか
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.3

面白さにはそんなに文句ないけど、家族を扱った作品としてはイマイチ。
そもそも、なんだかんだあっても家族よねという話が苦手で、こういう話こそが家族のしがらみの辛さを強めてるのではと。
一応まともに服役し
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.5

男性嫌悪に行かずに女性のパワーを見せていて良かった。
サブストーリーで若干その気配があるのと、特殊すぎる家系を持ち出してアジア人が白人プギャーするのはちょっとどうかと。
いくら虐げられてたからといって
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.5

緊張感を作りやすい設定ではあるけど、場面ごとに解決のバリエーションがあって普通に面白かった。
綺麗ごとを生々しい現実として直視させる脚本も見事。
めっちゃ良い映画だと思う。

運び屋(2018年製作の映画)

3.5

メキシコ麻薬もの隆盛の中、そこらへんの描写をもっと詰めてあのキャラを演じていればという惜しい気持ちもあるけど、意外な感じもありもろイーストウッドらしいところもあり、グラントリノとはまた違う幕引きには痺>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

久々に本気の恐怖を感じた。
テロというのはこういうことだというのをここまでやったのはちょっと他に思いつかないぐらい。

テロリストの描写、テロリストもまた人間である、というようなあっさりした話ではなく
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

良い映画より面白い映画という感じで良かった。
問題に向き合う時にはユーモア大事。
この映画ならではの差別へのアプローチがあったように思う。

しかし、差別を題材にしつつヴィゴモーテンセンがイタリア系を
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

キャラクターや物語の厚みと演奏シーンの迫力は原作より落ちるけど、ミックスアップにテーマが絞られていてそこの説得力は凄かった。
表現者が何に葛藤してどう覚醒するのかというところや、この映画でいうところの
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ガール・コップス(2019年製作の映画)

3.8

クウォリティの高い脚本と撮影に、韓国ドラマ風のヘンテコ演出が加わって社会的メッセージもしっかり盛り込みアクションシーンも見応えがある。
最近の韓国ドラマだと全方向ハイクウォリティのやつ多いけど、このて
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愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

4.5

修正版凄い。色とかめっちゃ綺麗に見える。
やっぱり映画館で見ると違う。芸術性云々というより、圧倒してくる感じが凄い。

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

4.8

一瞬も惜しいとばかりに詰め込まれてる死ぬほどしょうもないギャグが全てキャラクターを動かし伏線にもなってるという離れ業。
テーマの一つである家族や他人との付き合い、これを描くにも必要な描写がしっかり積ま
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

1日に学生生活感を凝縮しただけでなく、他人に対する価値観を変える描写が自然で理想郷としてとても素晴らしい。
「私の親友に何言ってんだ!」はいいね。自虐、見下し、マウントの取り合い、らしく生きること、な
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トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

4.0

トランスジェンダーがハリウッドでどう描かれてきたか、それを当事者がどう感じるのか。
名作と言われてる作品も実は…というのは最近指摘が上がっているところだけど、ハリウッドの意識が変わってきた最近の作品で
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教誨師(2018年製作の映画)

4.5

法律も制度も宗教も人が作ったもので限界があるわけだけど、その穴や不確かなところにものすごく正直な映画だった。
無理に答えを出して良い話にしようとせず、バグだらけの中から無理矢理捻り出す様が描かれていて
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

理不尽な中でどう行動すれば事態を好転させられるか、というのがクライマックスのシーンだけじゃなく全編に詰め込まれてるような映画だった。

かなり脚色がされているようで、特にジョセフゴードンレヴィットのキ
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.5

謎の張り巡らせ方や噛ませ犬登場からの真実の愛を見つけるまでの流れはとてもオーソドックスだけど、真相についてあまり詳しく描写されない。彼女が書いた文章がどんなものだったのかもわからないけど、出来上がった>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

映画が映像表現であるという当たり前のことを再認識した一作。
美しい映像は世に多くあれど、美しいこと自体が感情やストーリーに意味を持たせている。
どのシーンからもキャラクターが何を思って行動してるという
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

2.5

アンリー作ほとんどおもろいのになんじゃこれ。話のトーンはらしいっちゃらしいけど、あまりにもガサツでは。
あれで解決?みたいなラストの後の平和なシーンのウィルスミスのセリフ
「今は世界を良くするために何
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バッド・トリップ どっきり横断の旅(2020年製作の映画)

3.5

ジャッカスやサシャバロンコーエンと比較すると飛び抜けたところはないように思うけど、逆にこの手のやつで深く考えさせすぎないというのも美点だと思う。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.0

鬼クウォリティの作画。
テレビシリーズから更に作品内でキャラクターが変化するので特別編感はなくとても重要な作品。
今回は直接的に死の匂いはしないけど、逆にそこらへんにある生き方問題みたいなところにヴァ
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