アキラナウェイ

ニンジャバットマンのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)
2.9
もう配信ですか。
Netflix、仕事が早い!

犯罪都市ゴッサムシティで闇夜に紛れ悪を討つ。
蝙蝠を模した異形のクライムファイター、バットマン。
そんな彼が、宿敵ジョーカーを筆頭に凶悪犯罪者達と共に戦国時代のニッポンへタイムリープ!!

日本のアニメクリエイター達が世界へ放つ、和洋折衷エンタメアニメーションの決定版!!

それはもう胸を高鳴らせて鑑賞スタート!!

何せ映像美に酔いしれる!!
キャラデザイン、カッコいい!!
アクションの動きも申し分なし!!
途中、画風をガラッと変えてくる辺りも挑戦的!!

しかし、楽しかったのはここまで…。

ヴィランズ達が戦国大名となり、それぞれの国で城を構え、バットマン側もサイドキックが多数登場。キャラクターが混在しているのに、一切掘り下げてくれない塩対応。

ゴリラ・グロッド、デスストローク、レッドロビン、ナイトウィング、レッドフード…。えっと、この人達は誰ですか!?僕が知らないだけだけど、もう少し、映画の中でそれぞれのキャラクターについて語れないものだろうか?

レッドロビンとナイトウィングの違いなんて、衣装の色ぐらいしかないよ…。

後は、ヴィランズ大名達の城が巨大ロボット化していくくだりが個人的には燃えず。

かつてスーパー戦隊を観ていても、巨大ロボが登場するラスト10分から萎えてきてしまう、個人的嗜好の問題だから仕方がないけど。

城が物理法則を無視して巨大ロボに変形するのも
猿が集まるのも
蝙蝠が集まるのも

スーパー戦隊を観ている時と同じ様に、早く終わらないかな脳になってしまって残念。

ビジュアルで悦に浸る意味では良い映画だが、30分程度で一定の満足感を得てしまった後は、キャラの多さと巨大ロボ化で85分すら長く感じてしまった。

今のジャパニメーションのクオリティをこれでもかと世界に向けて歌舞いてくれている意義は大いにあって、ビジュアル面とバットマンはやはりこの人、山寺宏一"山ちゃん"のお仕事ぶりには満足しています。