tetsu0615

ニンジャバットマンのtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

突飛な設定でどうかと見る前は怪訝に思っていたが、ここまで来るともうこの豪快な(無茶苦茶な)設定を楽しんでみることが出来る全く新しいバットマンアニメーション映画!

アーカムアサイラムで起きた事態を収束するためにやってきたバットマン。しかしそこで行われていた実験に巻き込まれ、戦国時代の日本へとタイムスリップしてしまう。ヴィランたちもやって来ていたが、バットマンとは二年間の隔たりがあり、その間にヴィランたちは大名として台頭しており…というあたりから物語が進んでいく。

冒頭から即タイムスリップというロケットスタートで小気味よい感じ。
状況説明もバットマンと共に把握していく仕様のため、分かりやすい説明もセリフでしてくれるのでとても見易い。
(あれ?そう言えば何で皆日本語ペラペラなんだ?とかはツッコミ入れたら馬に蹴られるのでやめましょう笑)
CGを駆使したアクションの絵面や日本画風な絵面など様々なコントラストの絵面も特徴的。

ここからネタバレにつき、より注意

アクションで言えば、まずは前半のバットモービル戦。策も無く突っ込んでいくバットマンに少々違和感を持ちつつも、バットモービル、ウイング、ポッドと変化してジョーカーに立ち向かうガジェットアクションが素晴らしい!(というよりガジェットアクションはここまでだし笑)

てか、ベインの捨てゴマ感、投げやりに使った感がスゴい笑(力士にしたかっただけでは?)

で、さすがにジョーカーの搦め手にまんまとやられたので、ひとまず援軍と共に撤退するわけだが、バットファミリーはともかく、ニンジャ集団登場はなんとも…言い伝えがあったとは言え、2年あったとはいえ異国の怪しいコウモリ野郎に協力するか?笑というツッコミはしてはいけないと思いつつ、思ってしまった笑

あ、あとゴリラさんに関してはですね、声優さんの関係上、ビー○ト○ォーズの○ンボイにしか見えなくなるという現象が個人的にあったのを報告しておきます笑(スタッフか誰か狙った人いるでしょ?これ笑)

脱線しましたね、戻します。

で、そこからゴリラと組んだばっかりにボロボロになりつつも、最新のガジェットが無くとも再び立ち上がるバットマンの姿、そして最終決戦へと進んでいきます。

ここまで、かなりテンポ良く進んでいくし、若干の爪の甘さがありつつ戸惑いつつも戦国の世で戦うバットマンの姿も楽しめます。

まあ、良いんですよ。でもあのお城合体は…そしてそのあとの超展開は…
猿って!合体には合体って!そしてコウモリ!いやそれはいいのだけれどそのあとのまたもや合体って!
と、もはやキャパオーバーなくらいの超展開は経て、ジョーカーたちヴィランとの最終決戦!
ただ、ジョーカーとバットマン以外のバトルはアッサリしており正直他のヴィランを出した必要性は皆無

肝心のジョーカーとバットマンの刀バトルもおんなじような展開が続くのも…ただ最後のコウモリの駆使した変わり身を披露する"ニンジャバットマン"は無茶苦茶ながらもキメ!って感じにキメてくれたのはまあ良かったかな

全体的にツッコミどころは盛りだくさんだし、超展開にオイオイとなりつつも、今までのバットマン像に囚われない突飛かつぶっ飛んだ設定で全く新しいエンターテイメントなバットマンを打ち出した意欲作!
細かいことは考えず、戦国・忍者・刀・お城・合体・ガジェット・バットマンという楽しい要素を豪快に楽しみましょう!
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