benno

アンダルシアの犬のbennoのレビュー・感想・評価

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)
4.0
【ダリ・ミュージアムにて鑑賞】

                 
ルイス・ブニュエル監督
      ×
サルヴァドール・ダリ共同脚本

僅か17分の作品…
3度目のチャレンジです…!!

いつも眼球に剃刀のシーンでリタイア…今回初めて最後まで鑑賞出来ました…。

そして…殊の外…面白かったぁ…ෆ* (眼球以外)

ダダイズムからシュルレアリスムのアヴァンギャルド芸術…꩜

  ブルース・リーの『Don’t think, feel 』…!!


‎月と横切る雲が、眼球と剃刀…。
路上に切り落とされた手首を杖でツンツンする人…。
掌に穴!! そこから這い上がる蟻の大群…。
女性の𝄑𝄑をモミモミしながら白目で口から血を流す男…。
部屋のドアに張り付く髑髏模様の蛾…。
女性のワキ毛が一瞬で男性のヒゲに…。
あっかんべ〰︎をすると海辺にワープ…。


なんじゃこりゃの世界…いくら書き連ねても、映像の世界とは程遠い…是非、その目で確かめて下さい…。

ダリとブニュエルの夢の合体を具象化…全編を悪夢的イメージのエロ・グロ・ナンセンスが支配します…そしてふたりとも出演…。

ダリはフェルメールの大ファンで「レースを編む女」が出てくるところは可愛らしい…。

ラストはまさにダリの絵画…シュールで最高…ෆ*


✎︎ 《アンダルシアの犬》はアンダルシア地方の迷信…"夜に犬が鳴くと人が死ぬ"…。
benno

benno