有人宇宙飛行映画は、映画の3幕構成と相性がいいなと思った。
1 宇宙船は、発射成功するのか?
2 宇宙空間でのミッションは成功するのか?
3 地球に無事帰還できるのか?
各幕で、主人公たちの命がかかっているので、常にハラハラする。
宇宙空間に行ってからは、宇宙空間でのパイロット達のミッションの面白さ。
地球では、技術チームと上層部の対立。
現場と会議室の比較も出来る。
そして、男たちの前人未到に対するロマン。
男たちの無事を地球で祈る家族たち。
エンタメ映画のピースが、配置しやすい。
そのかわり、莫大なお金がかかるので、やはりハリウッド向きな作品である。
でもこれは、ロシア映画。
とてもセンスが良くて面白い。
地上の主役である設計主任のキャラは、時代性を考えたら居ないと思う。しかし、外見が悪役なのに、人命を尊重する意志が良くとても良かった。
紅茶を飲むという動作で、部下の要望を飲み込むという演出はとても好きでした。
オートから手動に切り替えて、帰還する下りは、やはり熱い!
手動は熱いのだ!
着陸してからもハラハラさせやがって、この野郎おもしれぇーじゃないか!