プロのサッカー選手としては初めてゲイであると告白した人のドキュメンタリー。悲劇的な人生の裏にあった偏見や差別を浮き彫りにした内容は評価できる。ただ、性的指向についての話で「性的嗜好」と訳していたりと、残念なところもある。

あと、「プロ・サッカー界で初めて、そして唯一、公に同性愛者としてカミングした...」というネットフリックスの紹介は間違い。ロビー・ロジャースやトーマス・ヒッツルスペルガーもカミングアウトしている。

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まあ一言でクズの所業と言えるっちゃ言えるんですよ。ものすごく美談仕立てにしてるけど。でも美談仕立てにしなきゃフェアじゃないよな、ともまた思うんです。

今から30-40年ほど前かな？イギリスで黒人で4人きょうだいのうち2人だけ施設に入れられて白人に引き取られて育って2人とも白人社会の中で努力してサッカー選手になったけど兄の方はその属性に更に同性愛者というスティグマも背負わされた。それで強く生きろ、と言われたって限度はあるよねと。

彼の生きづらさの大部分は社会構造のせいだから、そこが変わらないと彼だけのせいにはできないよなと。

でもやっちゃいけないこともやってて、それは許されないものです。彼が被害者の部分と加害者の部分は分けて考えなければなりません。

恋愛対象が異性とか同性とかで、何も変わらないし、カミングアウトを迫らない社会にしなければならないんです。

でも性別どうこうではなく未成年は買っちゃダメだし傷つけちゃダメです。レイプは誰が相手でもダメです。