がんドレ

100挺のライフルのがんドレのレビュー・感想・評価

100挺のライフル(1968年製作の映画)
3.9
多分これも西部劇なんだろうけど、西部は一切出てこなかった。オールメキシコ映画。しかも主人公が黒人と文字どおりの異色作。メキシコなのでソンブレロ、マリオみたいなヒゲのおっさん、トルティーヤ、スペイン系の悪そうな軍人、そういうのがどんどん出てくる。マラカスは見なかったけど。
ところでメキシコのインディ…先住民が全員ロン毛で白い柔道着みたいなの着てて新鮮。羽飾りとか一切ないのね。

タイトルに偽りなく、アクションが派手で全編通して撃ち合い、ライフルのみならず機銃や大砲、爆弾も出てきてえらいことになっていてエンタメ感ある。楽しい。
またエンタメといえば欠かせないヒロイン、この映画のウェルチは当たり(当たりとは)。カッコよく、セクシーで見せ場もあり、欠かせない登場人物となっている。

中盤でメキシコのイン…先住民が討伐軍の拠点を襲撃、占拠してその晩に大はしゃぎするシーンがあるんだけど、やたら尺をとるしはしゃぎすぎててデビルマン誕生するかと思った。
彼らを見てるとスペインに蹂躙される前のアステカが気になりだしたりして、その頃からみんなその柔道着着てたの?みたいな、学術的興味はないけどなんとなく気になってくる。

あとそうそう、オープニングクレジットがかなりオシャで良かった。こういう映画もっと見たいな〜。
がんドレ

がんドレ