ちょっと物足りない気もするけど面白かった。
SFでスリラーなのにかなりゆっくり進むから苦手な人もいるかもな？
主人公と同じ思考速度でどうして？何が起こってるの？ってなる。
自分自身が何者かも思い出せなくてもやっぱ言葉ってのはなくならないんだなあ。
元も自分がやべーやつだったって分かった後、どっちが自分になるんだろうなあ。
記憶喪失前か、記憶喪失後か。
人格や嗜好って経験や記憶と強く結びついているけど、じゃあ自分の歴史を覚えていないときはどうなるんだろう。
この映画で答えは描かれていないけど、面白い視点だなと思う。
覚えていないことにどれほどの責任を問われるんだろう。
自分の抑制が効かないことにどれほど非難されるのだろう。
近づくなって言ってるのに近づいてくるやつの死の責任は彼らにあるのか。
被害者なのか加害者なのか。
面白い問いがたくさんあった。
