事故により記憶をなくした主人公は、原因は不明だが自分に近付くとどんな生き物も死んでしまうことに気付く。
ただ一人彼に近付いても死なない女性が現れ、自分と同じく記憶喪失の彼女と行動を共にすることになるが…といった話。
設定はかなり秀逸。
これまでにない設定に中盤までは引き込まれるように観ていたが、徐々にトーンダウン。
終盤にはとんでもない事実が明かされるが…違う、そうじゃない。知りたいのはそこじゃない。
そして肝心のところは…投げっぱなしジャーマン。
近付くだけで死んでしまうSF作品と、記憶喪失がテーマのサスペンスの別々の作品としたら良かったのでは…。
面白い要素があるだけに非常にもったいない作品だった。