ちゃんゆり

千と千尋の神隠しのちゃんゆりのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.7
15年ぶりくらいに劇場で鑑賞
以下長くなりますが備忘のため。
4連休、お時間のある方は是非。劇場で。




さてコロナ対策にて座席をひとつあけて座るこの状況、悪くない。
肘置き…どっち使おう…とか思わなくていいのがw


当時も劇場で二度みて、それからのテレビ放送や、大学の授業でもみて、それなのにまだ、あっ こんなところあったんだ。って思えて面白かったです。

高校生になって図書委員をしていた時、書庫整理をしながら偶然見つけた宮崎駿監督の本を手に取りました。
公開当時、千尋と同い年くらいだったと思うのですが、その年代の子たちに向けてこの物語を書いたのだというようなことが書いてあったと思います。
そんなこともあって、ジブリの中でも1番好きな作品かもしれません。


冒頭のBGMとタイトルだけで感動しかけてしまったけど、やはり10年以上前の映画なので、風景など今の作品とは違うなぁってところもたくさんありました。
アニメーションの進化すごい。
個人てきには、ハクと千尋が花の中を駆けるシーンが、今っぽくないけどとても好き。

優しくて愚かな龍がジブリの男の子の中で1番推しです。たまりませんね〜
登場人物がみんな優しくて、性善説物語だと、一緒に観に行った友達と話しました。
その友達は、銭婆と釜爺は昔なにかあったぞと言っていました。たしかにね。


ラストの、2人が「きっと」と約束して千尋の手が離れ、ハクの手が残るシーン
そんなに寂しく描かれていないけど、儚すぎて。
儚いは日本の美
これぞジブリ🍃


考察を始めると正直尽きないし、大学の講義でこの作品を扱ったときにかなり深掘りしたのですが、もうすでにとても長くなってしまいました。こんなところに書くのはやめます。みたい人はパワポ見せますね(笑)


タイムトラベルものではないけど、時を超えるものがあると感じさせてくれる作品
でも出てくる中に人間は全然いなかったり、現実味はそんなにない。それがまたよい。


この映画1の名言は、銭婆の
「一度あったことは忘れないものさ、思い出せないだけで」

です。異論は認められません。
ちゃんゆり

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